こども画伯のご紹介

2歳頃からこどものお絵描きは盛んになります。

そのため幼稚園や保育園でも毎日のようにお絵描きの時間を設けているようです。

季節に応じたテーマで絵を描いたり、体験したことを絵に描いたり…。

絵による表現は、描いているこどもも楽しければ、見ている大人もとても楽しい気持ちになります。

そこが絵による表現力の素晴らしいところです。

こども画伯 こどもの絵

「こどもの絵をオシャレに飾れないだろうか…」

そんなお母さんたちの希望からこども画伯は生まれました。

こどもの絵にはパワーがあり、一生懸命さが凝縮されています。その絵を活かしつつ、色彩的な手を加え、グラフィックアートに仕上げるのが、

こども画伯です。



ごあいさつ

楽しくこどもの絵をアレンジしています、グラフィックデザイナーの山谷淳子です。

 

こどもの遊びは学びです。こどもは全身全霊で遊びます。

絵を描くときも同じです。

だからこどもの絵にはパワーがあるのです。

ぐちゃぐちゃの線でも、こどもは何かを表現しているのです。

「これは何?」と問いかけてみてください。

楽しい答えが返ってくるはずです。

 

お絵かきの最初のステップは、ぐにゃぐにゃ線。

次のステップは○や△や□といった形。

そこにどんどん応用力がつき、○(まる)に目と口を描いて顔。そこから手足がでて全身というように表現力がついていきます。

 

お絵描きは、こどもの成長が目に見えて、とても楽しいですよ。

そんな成長過程の絵をもっと大切にしてみたいと思うのです。

 

こども画伯では、極力こどもの自由な線、自由な形を活かしていこうと思っています。

出来上がったアート作品をみると、こどもはとっても喜び、自信を持ちます。

たくさんのこどもたちの絵に出会えるのを毎日楽しみにしています。

スコーレ『フレンズ』No.5に掲載していただきました。

こども画伯 インタビュー
こども画伯 インタビュー

Profile

山谷淳子 やまたにじゅんこ

 

3人の娘を育てる、現役ママ。

長女が4歳のとき保育園で描いた絵を、「きれいにアレンジして飾りたい」と思ったのがきっかけで、こどもの絵を、グラフィックアートにして残すようになる。

お友達にも制作を頼まれるようになり、2007年にこども画伯サービスを立ち上げる。口コミで広まり、企業様からコラボレーション依頼もいただくようになりました。

 

学歴

立教女学院中学校・高等学校

立教大学文学部教育学科

(冨安敬二教授ゼミ所属)

グラフィックデザイン専門学校

 

職歴

FDCプロダクツ 4℃新宿高島屋店

協和印刷工業株式会社

 

現在の主な仕事内容

学会誌編集、出版本編集、季刊誌編集、ポスターデザイン、チラシデザイン、

広報紙デザイン、パッケージデザイン、

こども画伯デザイン 

 

 

 



固定観念のないこどもの配色は素晴らしい!

こども画伯 こどもの絵 おえかき いたずらがき

2~3才児の色の配色は、とてもおもしろいです。

「ママ見て!りんごだよ。」

こどもが描いた見せてくれたりんごが緑色で、思わず言ってしまったことはありませんか?

「りんごは赤でしょ?!」

 

大人にはどうしても抜け出せない固定観念があります。

形や色はまさにその典型。

 

こどもの色表現が豊富なのは、固定観念がないからです。

 

大好きなお母さんの顔を大好きなピンクで塗ったり…

かっこいい消防車の絵を、かっこいいと思っている青色で塗ったり…

固定観念のないこの時期だからこそできる配色なのです。

 

私もこども画伯でこどもの絵をデザインするにあたり、できるだけ固定観念を捨てて取り組むように心がけています。

なぜなら、そうすることによって、こどもの絵がグンっと活きてくるからです。

 

たとえば、こどもの描いた顔や人のような絵は、大人の固定観念で人間に近づけようとするより、

一つのキャラクターを作り上げるようなイメージで配色したほうが、活き活きすることが多々あります。

 

こどもがおもしろい配色をしたら、たずねてみましょう。

「どうしてこの色で塗ったの?」

 

おもしろい答えが返ってきそうです。


絵の具遊びは5色で!

5色(白・黒・赤・青・黄)だけを使って絵の具遊びをさせることをおすすめします。

なぜなら、絵の具は色を知るのにとても効果的な遊びだからです。

5色あれば、ほとんどの色を作りだすことができます。

 

例えば、

白+赤=ピンク  

青+黄=みどり  

赤+青=むらさき

赤+黄=オレンジ

といった具合に…。

 

3歳~5歳くらいの間にこの遊びをさせると、感覚的に色の配合を理解します。

「ママみて、こんなにきれいな色ができたよ!」

自分で混ぜて色を作り出すという色の発見は、こどもにとってすばらしい体験なのです。

 

色鉛筆やクレヨンでは混ぜて色を作り出すことはできませんよね。

 

ぜひ、絵の具遊びをやってみてください。

 

【絵の具遊びをさせるときのポイント】

 

市販のパレットは面が狭くて、すぐに色が混ざって汚くなってしまいます。

そこで、食品の発泡トレーや牛乳パックを使うといいです。

たくさん用意して、色を混ぜさせてあげるといいでしょう。

 

「白に赤混ぜると何色になるでしょう?」

 

「ママの好きなみどり色は何を混ぜたらできるかなぁ?」

 

「空の色つくってみようか?」

 

「ピンク色できたねぁ。もっと白いれるとどうなるのかなぁ?」

 

こどもの好きなようにやらせてもいいのですが、

ときどきちょっと上記のような声がけをしてみてください。

 

より深く色を理解しますよ。


ぶらり途中下車の旅で放送していただきました(2017年1月14日放送)

こども画伯 ぶらり途中下車の旅